戸田 康夫
交通事故
オーナーの戸田です。
今日は私のプライベートのお話です。
1月26日にお休みをいただき、友人とゴルフに行きました。その帰り、もうすぐ自宅というところで交通事故を起こしてしまいました。私の不注意から起こした100%私が悪い事故でした。被害者のお相手は70代の女性です。当然ですが女性は事故直後気が動転しておびえていましたし、怒っていました。女性の車には同乗者が乗っていました。近所にお住まいの方で車の運転ができないので度々用事があると女性の車で連れていくそうです。女性も同乗者の方もけがはない様子でしたので警察を呼び、事故処理をしました。
翌日、女性の自宅に謝罪に行くと、女性は「事故は起こしたくて起きたことではないから」と慰めてくれました。そして朝になって体が痛いので同乗者の方と病院に行ったと報告してくれました。人身事故になることで私が行政処分を受けることを非常に気にしてくれていました。私は今回の事故は全て私に過失があるので気にしないで下さいと再度謝罪し、帰宅しました。
2月4日のお昼頃、私の携帯に女性から電話がかかってきました。事故から1週間が経過し保険会社に任せていたので何事だろうと不安になりました。すると「あんたお酒飲める?」と聞かれたので「飲みます」と答えると女性は10分後にお店に来るといいます。そして10分後に掛川の土井酒造の看板商品「開運」を持ってきてくれました。よく見ると「立春朝絞り」と書いてありました。
このお酒は立春の朝に絞り上げる生原酒で限定3,000本を製造し神社でお祓いを受けたお酒とのことで毎年酒造業界で行われているそうです。テレビの夕方の県内ニュースでは各局取り上げ、5日の静岡新聞でも掲載されていました。
女性は毎年酒屋さんから購入しているそうですが今年は近くの土井酒造の「開運」が販売されるとのことで楽しみにして2本予約をしていたそうです。 そんな貴重なお酒の1本をなぜ私にと思っていたら女性が「寒中に起こった嫌な事故だったけど今日で寒が明けるし、気持ちを切り替えて良いことがお互いに起きるように縁起物の『開運』をあなたに届けたかった。もう事故は忘れて一緒に運を開きましょう」と言ってくださいました。
感動しました。もうこの出来事だけで運が開けたと思いました。事故の事は人に話したくなかったけどこんな素敵な女性と出会えた事故に数奇な運命を感じずにはいられず、ブログにしました。
女性から言われたように事故は起こしたくて起きるものではありません。毎日運転していて「慣れ」からくる油断が事故を起こします。今、ものすごく慎重に運転しています。この緊張感で常に運転をしていれば事故は起きないと思います。今回の事故を忘れずに運転をしたいと思います。